「つまらない」
行灯 真昼

つまらない
赤く頬を染める
君がいないと

つまらない
あんなに楽しかった毎日が
いつの間にか過ぎ去って

君のいない日々を
惰性の中で生きている

どうしていなくなってしまったのだろう
どうして行かせてしまったのだろう
どうして気付く事が出来なかったのだろう

一人ベランダから煙をけぶらせて思う
後になって悔やむから後悔というのだと
伸ばしたくても伸ばせなかった手が
空ぶる

もう届かないのだと知って
宙を切る握り拳に
泣く事もできない