友達
                       高木 弥生
(生まれてはじめて 自分の意志で書いたものも、友達だった
今、また、友達、を、書こうとしてる)

やっぱり嘘はつきたくない
正直に、自分の話ができる、
それが友達だと思いたい

衝突してもいい
傷つくことがあってもいい
悲しいこともあるかもしれない
でも、
後悔したくないんだ
そこに嘘があるなんて、思いたくないんだ
だから、友達のために、
一生懸命でいたいんだ
裏切りたくない
裏切ることなんて、考えたくない
だから、コソコソしてるやつとは、
友達になれない
だれと
ホントの友達になれるかなんて
わかるもんじゃない
だから、嘘をつかないように生きていたいんだ、
そうだよ、
そうなんだよ
正直でいたい
バカみたいだってわかってる
誤解もされるよ、
でも、いいんだ、
いいんだよ、

中学の時、
いじめられてる友達のことで、
帰りの会で、黒板の前で、
こんな事があってはいけないと思うと、
発言したことがある。
どう思うかと、クラスメートに問いただしたことがある
今思えば、おっかないことをした
だけど、その時、すごく本気で、
もう、見ていられなくて、
自分がどんな目に合うかなんて、
全然考えていなかった
怖くなかった
そのいじめられてる友達だって、
自分の仲間かどうかわかんないのに、
40人を相手に、
話し合いを持ちかけたんだ
先生は逃げ出すし、
悪口は飛び交うし、
面倒なことになった
でも、
怖くなかった
私の声は大きく、
奴らの声は、小さかった
一人になってもいいんだ
いいんだよ

人生で、大切なのは、
友達だ
友達だよ、
そう考えるのは、馬鹿なんだろうか

(2022.02.27)